こんにちは
ブログを再開しましたが、書く内容が思いつかずついつい間があいてしまいます・・。
気を取り直して今回は店主の独りよがり園芸・植物論を書かせていただこうかと。
そもそも園芸業界に入って来たのは商売にするため、と前回で書かせていただきましたが、植物には幼少のころから触れていました。
今思えば盆栽や庭木などやっていた祖父やガーデニング好きの母の影響で生活の身近に植物がありました。
そういえばよく花屋や園芸店に付いていったものです。
そんな身近にありながらも興味を持ったのが二十代半ばだったのですが。
幼少のころ、近所の田んぼでとれるオタマジャクシ、カエルや昆虫、その辺でとれるトカゲやヤモリ、ちいさなヘビなど捕まえては飼育を試みていたりと色々と生き物を飼うことが好きでした。
また、家の周りには祖父や母が使用した空の植木鉢がたくさんありましたので、タンポポを種から育ててみたり、稲の穂をもらってきてちいさな田んぼを作ってみたりと思えば色々と園芸の基礎というか、植物を楽しんでいたような記憶があります。
店主の個人的な見解ですが、園芸というのは植物があれば何でも楽しめるわけで、それが食材として使用した後のニンジンやダイコンのヘタやじゃがいもなどであっても水栽培などして芽が出てくれば立派な園芸です。
アボカドやグレープフルーツ、桃やメロン、スイカなどの種を栽培しても楽しいですよね。
植物屋の自分が言うのもなんですが、本来園芸ってお金を掛けなくても楽しめる趣味であると思うんです。
ほぼ“無”の状態から価値あるものを作り出していくっていうのに非常に喜びを見出すタイプの店主にとってはとっても楽しい趣味であります。
極端な話し、道端の雑草を鑑賞レベルまで育種することも立派な園芸になります。
自分一人で完結するレベルであれば、ほとんどお金を使わずに楽しめる趣味なんです。
ただ、好きになる植物によってはとんでもなくお金がかかる趣味にもなりますが。
なんでこのような内容の記事を書いているかというと、もっと皆様に植物を育てるという楽しみを身近に感じていただきたいと思ったからです。
植物を知っておくと、例えば旅行に行ったとき。
関東住まいの方が沖縄県にいったとしましょう。
すると空港から一歩外に出ると、もう植栽が違います!
大きなヤシがたくさん生えていたり、ハイビスカスやブーゲンビリア、クロトンなどが生垣に使われていたりと植物を眺めているだけで楽しくなってきます!
車で少し移動するだけで街路樹が観葉植物のお化けサイズでたくさん植わっていますから、もうそれだけで植物園にいるような感じですから!
これが更に南国、東南アジアだったりすると植生から全く持って違ってきますから風景を見ているだけでもお腹一杯に楽しめますね!
植物というのは非常に身近にあるものですから、見方を変えるだけでいろいろな楽しみ方ができます!
育ててよし、観賞してよし、野菜や果樹であれば収穫して食べてよしと無限の楽しみ方ができます。
“花鳥風月” という言葉がありますが、人は年齢を重ねていくと “花” “鳥” “風”(風景)“月” の順で興味を抱いていくそうです。
当店、植物趣味の方は結構年齢層高めな方も多いですが、お若い方もたくさんしらっしゃいます。
また、ある程度お年を召されていて植物に興味が無かったという方が植物沼にハマっていく様を過去に何度も見てきました。
趣味を新たに持ちたいという漠然としたきっかけであっても、ある程度お年を召されている方であっても、逆に小学生のお子様であっても身近にある植物を愛でてあげればそれはもう立派な園芸という趣味になるかと思います。
一言に園芸と言っても植物はたくさんの種類がありますので、まずご自分が何の植物に興味があるのかを知ってみることから始めるととっつきやすのではないでしょうか?
そしてそれが観葉植物や多肉植物などであったらぜひ店主にご相談ください。
何かしら御力になれるかと思います。
植物ライフを楽しみましょう!
アボカドの水栽培も立派な園芸です!